大谷石の塀はその家のステータス
大谷石の塀は大型角門柱に、敷地の中が見えないほど高い塀が屋敷を囲っていますよね。大谷石の門柱や塀は「武家社会」の名残が影響しているようです。
古くから大谷石の石塀は「格式」や「威厳」の象徴、その家のステータスとして考えられており門構えを大きくして高い門や塀で自分の敷地を「囲む」、「構える」といった使い方がされています。
大型門柱が制作可能な新大谷石の角門柱
コンクリートブロックでは門柱の大きさに制限がありますが大谷石の角門柱は追廻で積む工法のため、「450角門柱」や「600角門柱」、それ以上の大型門柱も制作可能であることも特長です。
新大谷石の角門柱も大谷石と同じ加工場、加工方法で「大谷の職人」が制作しているので、外観は大谷石の角門柱と完全に同じものが制作できます。そのためコンクリート大谷石でありながら、天然大谷石同様に大型門柱が制作可能です。
高級大谷石のような、きめ細かい肌面の新大谷石
現代ではミソがほどほどに含まれているものが、大谷石らしくて良いと好まれる方が増えていますが大谷石はミソが小さいほど(少ないほど)その石は良質で高級品であると考えられています。そのため最も人目につく所である門柱はミソが小さい高級な大谷石が使用されることがほとんどです。
しかしミソが小さい大谷石は石が柔らかい傾向があり、特に風化が早い石目もありました。細目大谷石よりもミソが小さい大谷戸室石(とむろいし)はきめ細かい肌面が美しくとても人気がありました。しかし風化が早く、石の表面が剥がれている大谷石はこの石目を使用していることが多いです。
新大谷石はミソがほとんど含まれていないので、ミソが小さい高級大谷石に最も近い風合いがあります。また色合いも採掘されたばかりの「青みを帯びた」大谷石の色に近く、大谷石のような色の変化がありません。そして大谷石の数倍の強度があるため、きめ細かい肌面の大谷石のような表面が剥がれる風化もありません。
まとめ
新大谷石は天然大谷石の優れた部分や加工技術をそのまま継承し、天然大谷石の弱点を克服した「新しい大谷石」の形です。またコンクリート製品のためコスト面にも優れている点もポイントです。新大谷石は以下のような方にぴったりな建材です。
- 大谷石のような和風角門柱が好きな方
- 大谷石のような大型角門柱をお探しの方
- きめ細かい高級大谷石の肌面が好きな方
- 大谷石よりも風化しにくい石をお探しの方
- コストを抑えたい方
新大谷石はこちらの記事も参考になります。