何もないシンプルな空間にお気に入りの絵を飾ることで、上品な空間になったり明るい空間になったりしますよね。今回紹介する事例は壁に絵を飾るのではなく「石」を飾ることで絵画のように見える新しい大谷石の使い方です。デザインは大谷石職人であり彫刻家の渡邉哲夫 氏です。
渡邉哲夫 氏のデザインはこちらの記事でも紹介しております。
巨大な絵画のような大谷石貼りデザイン
薄くスライスした大谷石の板材と、四方に回すように細くカットした見切り材で絵画を飾る額縁「ストーンフレーム」のようなデザインです。絵の代わりに幾何学模様のような彫刻した大谷石レリーフをはめ込むことで巨大な石の絵画「ストーンピクチャー」になりました。
使用した大谷石
・細目大谷石1等品
レリーフなど緻密な加工の場合は、ミソが小さい「細目大谷石」が最適です。また細目大谷石のきめ細かい肌面が「ストーンフレーム」をより上品な作品に演出します。
まとめ
壁一面に貼る大谷石もカッコいいですが、壁の一部に絵画のように貼る大谷石も素敵ですね。予算に応じて大谷石を額縁として使用するだけでも空間は大きく変わりますし、彫刻した大谷石レリーフを絵の代わりにしても高級感がありますね。大谷石に直接絵を書いて本物の絵画として使用するのも面白いと思います。